歯周病の予防で最も大切なのは、歯垢を残さないようにすることです。そのため毎日の正しい歯磨きや、定期的な大分県の歯科医院で歯のクリーニングをおこない、歯垢や歯石を除去することが重要です。歯科医院での歯のクリーニングは、歯科医師や歯科衛生士による専門的な器具を用いての口腔内の清掃や、噛み合わせの調整をおこないます。重度の歯周病の場合は、外科手術が必要になることもあります。
セルフケアによる歯周病予防
適切な歯ブラシを選びましょう
歯ブラシには様々な種類のものがありますが、より丁寧にブラッシングするためには、磨く場所に合わせて歯ブラシや変えるのがお勧めです。また、歯並びや歯の大きさなど、口腔内の状態は一人一人違うので、しっかりと磨くことができるものを選ぶようにしましょう。一般的には、歯ブラシの毛がストレートで毛束は３～４列ぐらいで清掃しやすく、通気性が良いもので、歯ブラシの硬さは、健康な方は普通かやや硬めもの、歯茎に炎症が見られる方は、柔かめのものを使用するようにしましょう。歯ブラシの持ち方は、エンピツを持つようなペングリップで磨くと、より細かいところまで磨くことができるので良いといわれています。
歯間ブラシやデンタルフロスを併用しましょう
歯と歯の間や、歯の一番奥の部分などは、歯ブラシだけでは食べカスなどの汚れが取りにくい場合があります。その際には、歯ブラシ以外にも歯間ブラシやデンタルフロスを併用して汚れをきれいに取るようにしましょう。歯間ブラシには種類がありますが、細すぎたりするものは逆に歯茎を傷つけたり、歯の面を削ってしまうことがあるので、適切な太さの物を選びましょう。デンタルフロスは、歯と歯の間の歯茎を傷つけないように糸を差し込み、ゆっくりと歯の面に合わせて上下に動かします。その際、歯茎の側に動かすときは歯茎に当てすぎないよう注意して動かしましょう。
その他にも普通の歯ブラシではヘッドの部分が大きすぎて、磨きづらいことがあります。その場合は、ベッドの部分がコンパクトなタフトブラシなどを使用して磨くことも良いでしょう。奥歯の後ろ側や、歯がデコボコしている場所などに有効的です。
歯科医院での歯周病予防
歯のクリーニング
歯科医院で歯のクリーニングをおこなうことは、歯周病の予防に繋がります。クリーニングの主な内容は、現在の口腔内の状態をチェックしたり、スケーリングによる歯石の除去などがおこなわれます。その際に最も効果的なのが、歯科医師や歯科衛生士などのプロの手でおこなわれるPMTC（Professional Mechanical Tooth Cleaning）による、普段の歯磨きでは落とすことができないバイオフィルム（細菌の集合体）や、歯茎の中に埋もれた歯石などを、専用の器具を使ってきれいに取り除くことができる歯のクリーニングです。さらに、歯科衛生士による正しい歯磨きの指導を受けることで、ご自身でおこなう正しいセルフケアの仕方を身につけるのも、歯周病の予防に繋がります。クリーニングではフッ素塗布もおこなうので、歯の再石灰化を促すと共に、歯自体を強くするため、歯に歯垢などの汚れがつきにくくなり、歯周病になりにくい歯にすることができるのです。
リスク因子に気をつける
歯周病になりやすくなるリスク因子に気をつけることも重要です。もしも糖尿病のような全身疾患がある場合、身体の免疫機能が低下してしまうため歯周病になりやすくなります。喫煙も、タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させてしまうため、歯茎に酸素が供給されにくくなるので歯周病を悪化させてしまうリスク因子の一つです。口が乾いてしまうドライマウスなども、唾液の分泌量が減少してしまうため、浄化作用や殺菌作用が機能しにくくなるため、歯周病のリスクが高くなるので注意が必要です。食べ物をしっかりと噛むことも肥満防止のために大切です。ゆっくりと食べ物を良く噛むことで、脳内の満腹中枢が働き、満腹感を感じます。その際に満腹中枢は機能するのに少し時間がかかるため、ゆっくりよく噛んで食べることで食べ過ぎを防ぐだけでなく、唾液の分泌量も増えるので、消化を促すことができるため、消化器官を助けることにも繋がります。また、ストレスも歯周病のリスク因子となります。日常生活での過剰なストレスも、体内の免疫力を低下させてしまいますし、ストレスや緊張によって唾液の分泌量が減ってしまうため、口腔内が乾燥してしまい細菌が繁殖してしまいます。そのためにも、ジョギングなどの運動やアロマ療法、音楽療法などを試みたりして、心身共にリラックスすることでストレスを解消することが大切なのです。
まとめ
歯周病を予防するためには、ご自身のセルフケアはもちろんですが、大分県のかかりつけの歯科医院での定期的な歯のクリーニングをおこなうことが大切なのです。両方をしっかりとおこなうことで、歯周病を予防することができるため、健康な歯を保つことに繋がるのです。